※この記事は、借金500万円を経験した私が、
任意整理を知らずに後悔した体験をまとめたシリーズの一部です。
第1話〜第3話で書いてきたように、
私を止めていたのは「お金の問題」だけではありませんでした。
- 相談したら、人生が決まってしまう気がした
- 家族に知られるのが怖かった
- 自己破産しかないと言われそうだった
無料相談=自己破産。
当時の私は、そう思い込んでいました。
相談する前、頭の中にあった最悪の想像
相談したら、
- その場で結論を迫られる
- 断れない
- 家族に連絡が行く
- 人生のレールが強制的に変わる
そんなイメージばかりが膨らんでいました。
だから私は、
「相談するくらいなら、もう少し頑張ろう」
そうやって、限界を先延ばしにしていました。
最初に相談したのは、弁護士事務所でした
勇気を出して、
最初に連絡したのは弁護士事務所でした。
状況を説明すると、
しばらくして、こう言われました。
「今の状態だと、個人再生は難しいですね」
その時の私は、
「自己破産しかない」
そう言われたように感じてしまいました。
正確には、
手続き上の説明だったのだと思います。
でも、当時の私は、
- 追い詰められていた
- 冷静な判断ができなかった
だから、
結論だけを突きつけられたように感じてしまいました。
電話を切ったあと、
「やっぱり相談なんてしなければよかった」
そう思いました。
次に連絡したのが、司法書士事務所でした
それでも、
このままでは本当に壊れてしまう。
そう思って、
次に連絡したのが司法書士事務所でした。
対応は、まったく違いました。
まず、
私の話を途中で遮らずに聞いてくれました。
- 収入
- 支払い
- 生活の状況
一つずつ、
淡々と確認してくれました。
そして、
最後に言われたのが、この言葉でした。
「今すぐ決めなくていいですよ」
その一言で、初めて呼吸ができた
その言葉を聞いた瞬間、
張りつめていたものが、少しだけ緩みました。
相談したからといって、
その場で人生が決まるわけじゃない。
「今の段階を整理するだけ」
それでいいんだ。
そう思えたのは、
この時が初めてでした。
結果的に、
私はその司法書士事務所と契約し、
個人再生の手続きを進めることになります。
でも、
この時点では、まだ何も決まっていませんでした。
ただ、
「今の自分が、どこまで来てしまったのか」
それを一緒に整理してもらっただけでした。
なぜ「最初は司法書士」でよかったのか(体験から)
今振り返ると、
最初の窓口が司法書士だったことは、
私にとってとても大きかったと思います。
理由は、シンプルです。
- いきなり結論を出されなかった
- 話を聞いてもらえた
- 「相談=即決」ではなかった
借金で追い詰められている時は、
正しい選択肢が見えていても、
選べない状態になっています。
だからこそ、
まず話を聞いてもらえる場所が必要でした。
もちろん、弁護士が必要なケースもあります
誤解してほしくないので、
ここは正直に書きます。
すべてのケースで、
司法書士だけで完結するわけではありません。
借金の額や状況によっては、
弁護士でなければ進められない場合もあります。
実際、
最初に相談した弁護士事務所が
「間違っていた」という話ではありません。
ただ、
当時の私の状態には合わなかった。
それだけだと思っています。
相談して分かったこと
相談してみて、
私が一番驚いたのは、これでした。
- 家族にすぐ連絡が行くわけではない
- その場で決めさせられることはない
- 「話を聞くだけ」でもいい
「相談したら、すべてが暴かれる」
そんな想像とは、まったく違いました。
それでも一歩が踏み出せない人へ
もし今、
- 無料相談が怖い
- 自己破産しかないと言われそう
- 家族に知られるのが不安
そんな理由で立ち止まっているなら、
あなたは決しておかしくありません。
私も、
同じ場所で、同じように止まっていました。
でも、
話を聞いてもらうだけで、
状況は少しずつ整理されていきました。
決めなくていい。
今すぐ動かなくてもいい。
ただ、
今の状態を整理してもらう。
それだけで、見える景色は変わります。
次の記事では、個人再生から9年が経った今、
私がどんな生活をしているのかを、正直に書きます。

